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メロンとナッツと羊

先日の、故ドーン女王葬儀のときに、バーチューベインに殺されたと思われていた
(自称)大盗賊リカルドが、なぜか生存していたことが確認され、なぜかブリテイン城に来ていて
なぜか厨房スタッフをアゴでこき使ってパイを焼かせているという話を聞いた。


20110327キッチンのリカルド
未調理のパイが山積みにされた厨房の真ん中で、ふんぞり返って鼻歌を歌うリカルド。
その横では、まったく遠慮なく不満を口にしつつパイを焼いている厨房スタッフ。



20110327羊飼いのパイ?
鼻歌も佳境に入り、周囲の冷たい視線も意に介せず熱唱を続けるリカルドの言う
羊飼いのパイ」というものを、厨房スタッフは作らされているようだ。
聞くところによると、この羊飼いのパイ大量生産騒動は
テルマーのザー女王直々の依頼なのだそうな。
いったい何事が起こるというのだろう。




20110327パイ配布開始
翌日、厨房には焼き上がった羊飼いのパイ(Humble Pie)が入った箱が置かれていた。
ひとり1つもらえるということなので、家族総出でもらってきた。



20110327Humble Pie
Humbleとは「謙虚」「つつましい」というような意味だ。
Humble Pieということは、ブリタニア八徳的には「謙譲(Humility)のパイ」といった感じか。

謙譲の徳は羊飼いたちが特に崇めている徳であり、徳のシンボルも羊飼いの杖。
それで「羊飼いの」といったネーミングなのだろうと思われる。
色が黒いのは、謙譲の徳のシンボルカラーが黒だからに違いない。



リカルドとザー女王は、いったい何の意図でこれを作らせ、国民に配布しているのか。
食べられもせず、投げられるわけでもないこの「羊飼いのパイ」
謙譲の徳が練り込まれているのだとすれば、目的はおそらく、対バーチューベイン。

故ドーン女王が生前手にしていた謙譲の徳の力が練り込まれた剣のことを
バーチューベインはひどく恐れていたように見えた。

強大な力を持つバーチューベインに対抗する唯一の力、謙譲の徳。
バーチューベインによって堕落させられた三原理の影響を受けない、独立した徳。
この「羊飼いのパイ」が、最終兵器となるのだろうか。

この頼りない最終兵器の威力がわかるのは、そう遠くない未来の話。


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  • [2011/03/27 12:00]
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